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若かりし頃、『ダーククリスタル』のヒロイン(写真)に似ているとよく言われました…。身長はホビット族並みです。
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2008年12月31日

ラースとその彼女

ラースとその彼女

小さな田舎町のなかでも人一倍内気な青年ラース。そんな彼が連れて来た彼女は、インターネットで購入した等身大のリアルドール・ビアンカだっだのです…!

ラースの“妄想”に戸惑いながらも、ビアンカを生身の女性として受け入れる周囲の人たち。次第にビアンカが本当の女の子のように馴染んでいく様子は、可笑しくも微笑ましい。人々の温かい心がビアンカを通して反映されているのですね。
周りの人の愛情に見守られながら、ラースはやがて妄想の原因となった出来事に向き合い、心の成長を遂げるのでした。

今の日本に、ラースとビアンカのようなカップルが現れたら、私も、おそらく他の人々も、そおっと…見て見ぬフリをしちゃうのでしょうが。
でも、そんな風にしか接することのできない私も、今の日本も、なんだか淋しいなあと感じるのでした。

ラースを演じたライアン・ゴスリングが、地味可愛いです。恥ずかしそうな笑顔とクシャクシャの泣き顔には、胸がキュンと締め付けられそうになります。要注目!

「ラースとその彼女」公式サイト  

Posted by アベッチ at 04:13Comments(0)TrackBack(0)

2008年12月11日

レッドクリフ Part I

レッドクリフ Part I

今頃!観に行きました。
金城武もトニー・レオンも好きな俳優だし、ジョン・ウーが監督なので、ハズすことはないとわかっていたのですが。
「三国志」はその昔NHKの人形劇で観たっきりだし、漢字多いし、わかるのだろうか?
そして、Part IIも観なくちゃいけないのが、なんか面倒臭いな…と思っていたのです。

しかし、それは私の取り越し苦労で、壮大なスケール感の中にあっという間に入り込めたのでした。
あのヤマ場の闘いのシーン、よくあそこまで映像化できたものですね!
血と砂と汗が混じった匂いが漂ってきそうな迫力。久々にアクションに興奮して、面白いと思えました。
さすがジョン・ウー、拳銃が刀に代わっても、二刀流なのですね!
こういうのが、映画館で観る醍醐味!早くPart IIが観たい…!!

金城武の諸葛孔明って、ちょっとどうなの?って思ってたのですが、なかなかクールで良かったです。
静かに立っているシーンが多いので、髭もセクシーな美しい顔をじっくり堪能しましたハート
トニー・レオンも勿論ですが、チャン・チェンとフー・ジュンなどイイ男揃いで、女子も楽しめますね!

「レッドクリフ Part I」公式サイトへ

レッドクリフ Part I@映画生活

「レッドクリフ PartI」の映画詳細、映画館情報はこちら >>  

Posted by アベッチ at 10:12Comments(2)TrackBack(0)歴史・時代劇

2008年11月30日

ザ・フー:アメイジング・ジャーニー

ザ・フー:アメイジング・ジャーニー

今年で結成44年となる英国屈指のロックバンド、ザ・フー。彼らの辿った軌跡を、当事者の証言や貴重なライブ映像などで綴ったドキュメンタリー映画です。

ザ・フーのドキュメンタリー映画は以前にも「キッズ・アー・オールライト」という題で、製作されています。でも今作の方がメンバーの死や解散・再結成など様々な出来事を乗り越えた現在、語られる事も多く、心に深く残ります。

彼らや関係者以外にも、スティングやU2のエッジ、オアシスのノエル・ギャラガー、パール・ジャムのエディ・ヴェダーがザ・フーについて熱く語ります。彼らの思いに共感できて、この人気アーティスト達を身近に感じました。

オリジナルメンバー4人のうち、ドラムのキース・ムーンとベースのジョン・エントウィッスルは既に他界。
残されたギターのピート・タウンゼントとボーカルのロジャー・ダルトリーの間には確執もありましたが、今ふたりはお互いに信頼しあい、活動しています。

これまでのエピソードや思いを誠実に語るピートとロジャー。
仲違いもしながらもお互いの協力の元、アルバムを創り上げ、家族(メンバー)を亡くす不幸に見舞われても支え合うこの姿は、まるで長年連れ添った夫婦のようでした。

洪水の様に溢れ出る、激しくもドラマティックなライブ演奏も素晴らしい!
初公開の映像もありますが、1970年のワイト島のライブ映像は何回観ても胸が熱くなります。

ザ・フーのファンは勿論必見ですが、彼らを知らないロックファンにも是非観てほしい映画でした。

「ザ・フー:アメイジング・ジャーニー」公式サイト

「ザ・フー:アメイジング・ジャーニー」の映画詳細、映画館情報はこちら >>

ザ・フー:アメイジング・ジャーニー@映画生活  

Posted by アベッチ at 09:00Comments(0)TrackBack(0)ドキュメンタリー

2008年11月29日

ハッピーフライト

ハッピーフライト

「ウォーターボーイズ」「スウィングガールズ」の矢口史靖の最新作は、航空機の飛行に関わる人々が主人公。
ある日のホノルル行きチャーター便で発生したトラブルを中心に、彼らが悪戦苦闘する姿を、可笑しくも感動的に描いています。

パイロットやCAは勿論、管制官や整備士さんなど、飛行機を一回飛ばすのに、こんなに沢山の人が働いているのか〜と感心。気分は教育テレビのなつかし番組「はたらくおじさん」かな?

綾瀬はるかや田辺誠一をはじめ、個性豊かなキャスト。
私はキリッと美しい、ベテランCAの寺島しのぶが特に良かったかな。田畑智子のグランドスタッフもコミカルかつ可愛かったです。
様々なエピソードが、やがてひとつにまとまる所も緻密に描かれていて、楽しめました。

ラストに流れるフランク・シナトラの『カム・フライ・ウィズ・ミー』も素敵です!

「ハッピーフライト」公式サイト

「ハッピーフライト」の映画詳細、映画館情報はこちら >>

ハッピーフライト@映画生活  

Posted by アベッチ at 22:56Comments(0)TrackBack(0)コメディ

2008年11月24日

マルタのやさしい刺繍

マルタのやさしい刺繍

夫に先立たれ、悲しみから立ち直れない日々を過ごす80歳のマルタ。
ある日、彼女は若い頃の夢を思い出します。それは自分でデザイン、刺繍をしたランジェリーショップを開くことでした。夢を実現させるため、マルタは友人たちと行動を起こしていきます。

高齢化社会の今、「第二の人生」をテーマにした作品が多い気がしますが、この映画はちょっと他の作品とは違います。
保守的な村、周囲の偏見や冷笑に屈せず、ささやかだった夢を少しずつ実現していくマルタ。そして、最初は否定しながらも、マルタの情熱に押されてその夢を応援していく友人たち。
彼女たちの雰囲気が、微笑ましい中にも、とても力強く描かれているのです。

夢をかなえる第一の条件は、強く願い続けて行動することが大事。
そうすれば少しずつでも道は開けて、生きる事がもっと楽しくなる。
溌剌と頑張るマルタの笑顔が、教えてくれます。
押し付けがましくて、優しい気持ちになれる物語でした。

「マルタのやさしい刺繍」公式サイト

マルタのやさしい刺繍@映画生活

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Posted by アベッチ at 08:00Comments(1)TrackBack(0) 人生・ひと

2008年11月23日

ブラインドネス

ブラインドネス

「ブラインドネス」は「シティ・オブ・ゴッド」「ナイロビの蜂」などで知られる、フェルナンド・メイレレスの最新作。突然視界が真っ白になり失明する、原因不明の病が世界的に流行。強制隔離され、収容所に集められる患者たち。絶望的な状況の中に置かれた人間の姿を描いています。
(以下ややネタバレあります)
  
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Posted by アベッチ at 00:58Comments(0)TrackBack(1)サスペンス

2008年11月16日

GSワンダーランド

GSワンダーランド

「GSワンダーランド」の主人公である若者達がデビューしたバンドは“ザ・タイツメン”。
フリフリのブラウスに白いタイツの王子様スタイルのメンバーの中で、女の子の一番人気はキーボードのミック。しかし、ミックは実は女の子だったのです…!

60年代後半に熱狂的なムーブメントを巻き起こしながらも、僅か2年半という短さだったGSブーム。
ショービジネス界の大人の事情に振り回されながらも、そのひとときの“祭り”に夢を懸けた若者たちの姿はどこか滑稽でもまっすぐで輝いていて、胸を打つものがありました。

ザ・タイツメンが劇中で歌う曲「海外線のホテル」がまた素晴らしいのです。
橋本淳作詞・筒美京平作曲のアイドル歌謡のメロディに、石田卓也のあどけなさを残したボーカルがよく合っています。
実際にミュージシャンに扮した俳優達は皆、楽器を演奏しているとの事。
演じる役に近づける為に様々なことを要求される。俳優って大変な仕事だなと、こんな時に感心します。

ミックを演じている栗山千明が、すごく可愛い!
ロングヘアーの女性らしい雰囲気に慣れていたので、ボーイッシュなイメージが新鮮で良かったです!
事務所の社長役の武田真治や、ライバルバンドのボーカル役の高岡蒼甫も、ハジケた演技で印象的でした。

「GSワンダーランド」公式サイト

GSワンダーランド@映画生活

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Posted by アベッチ at 16:57Comments(0)TrackBack(0)青春!

2008年11月10日

その日のまえに

その日のまえに

人はだれもが、「その日」(人生を終える日)のまえを生きている。
余命を宣告された妻と、その夫。
夫婦が懸命に生きてその日を迎えるまでの姿を彼らに関わる人々の姿も交えながら描いた物語です。
  
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Posted by アベッチ at 09:00Comments(0)TrackBack(0) 人生・ひと

2008年11月09日

ブロードウェイ♪ブロードウェイ コーラスラインにかける夢

ブロードウェイ♪ブロードウェイ コーラスラインにかける夢

16年ぶりに再演されたミュージカル「コーラスライン」。
ブロードウェイの歴史上、初めてオーディション会場の撮影を許可され、熾烈な闘いに挑んだダンサー達の生の姿を綿密に捉えています。

8ヶ月にも及ぶオーディション期間。応募者総数3000人の中で選ばれるのは、たったの19名。
アメリカのショー・ビジネス界でスターの座を掴むのは、こんなに過酷で厳しいことなのか。この映画を観るとよくわかります。

みんな、素晴らしい才能に満ちあふれているのに…。
だからこそ役を勝ち取り、ステージに昇る人達はより一層輝いていて、観客に感動を与えられる存在になれるなのですね。

次々に行なわれる予選のたびに、一喜一憂するダンサー達の姿が深く心に残ります。
特に最終審査は感動的。映画を観るうちにいつのまにか感情移入をしている故、受かる人を見ても嬉しく落ちた人を見ても悲しい。複雑な気持ちにさせられます。
どうか、皆また頑張ってチャンスを手にして、ステージで輝けますように。祈るような気持ちで、ラストの本番シーンを観ていました。

「ブロードウェイ♪ブロードウェイ コーラスラインにかける夢」公式サイト

ブロードウェイ♪ブロードウェイ コーラスラインにかける夢@映画生活

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Posted by アベッチ at 13:03Comments(0)TrackBack(0)ドキュメンタリー

2008年11月04日

画家と庭師とカンパーニュ

画家と庭師とカンパーニュ

都会の生活に疲れ、故郷に戻って来た画家と、故郷から離れずに地道に暮らしてきた幼馴染みの庭師。
彼らが過ごしたかけがえのないひと夏を、カンパーニュの美しい自然と共に、優しく描いています。

地味な作品ですが、観た後からジワジワと感慨ひとしおの映画。

再会したふたりが親交を深めていくエピソードは、たわいなくも何気ない暮しの幸福感があります。
人との出会いやふれあいが、人生にとってどれほど意味があり、大切なものか。
しみじみ考えさせられます。

劇場は年配の方が多かったけれど、ぜひ若い世代の方にも観てもらいたいと思える作品でした。

「画家と庭師とカンパーニュ」公式サイト

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画家と庭師とカンパーニュ@映画生活  

Posted by アベッチ at 09:30Comments(0)TrackBack(0) 人生・ひと

2008年11月03日

ICHI

ICHI

日本のみならず、海外でも高い人気を誇る時代劇「座頭市」が女性となって生まれ変わりました!
監督は「ピンポン」の曽利文彦。三代目座頭市“市”に綾瀬はるかを起用、現代的な感覚も入った娯楽活劇です。

“宿命”“愛”的なエピソードが入るので「座頭市」というよりは、梶芽衣子主演の「修羅雪姫」を思わせる雰囲気。
でも、男性である座頭市を女性にそのまま替えただけでは面白くなかったと思うので、成功していると思います。

まるでマンガのような中村獅童・竹内力の悪党ぶりや、台詞まわしが「ピンポン」のペコそのままの窪塚洋介が少し気にはなったものの、テンポ良く飽きさせない展開で楽しめました。

綾瀬はるかが、本当に美しく撮られています。
さすらいの盲目女芸人という設定なので服も髪もボロボロ。目の下にはうっすらクマが…。それですら、逆に彼女の肌の白さ・透明感を際立たせています。
特に斜め角度からの表情は、女性の私が見てもハッとする美しさ。
ドラマの彼女しか知らないファンには、是非この映画を観て新しい魅力を発見してほしいと思います。

「ICHI」公式サイトへ

ICHI@映画生活

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Posted by アベッチ at 09:00Comments(0)TrackBack(0)歴史・時代劇

2008年11月02日

わが教え子、ヒトラー

わが教え子、ヒトラー

「わが教え子、ヒトラー」は、独裁者アドルフ・ヒトラーに演説を指導した教師がいたという史実をもとに、作られたフィクション。
教師をユダヤ人教授グリュンバウムに設定し、彼から見た独裁者の真の姿を皮肉とユーモアを交えつつ、鋭い視点で描いた奇想天外な作品です。

ヒトラーを描いた映画は多くこれからも作り続けられると思うのですが、この映画のヒトラー像はフィクションながらも、なかなかリアルに描かれているのでは…と思う描き方です。

精神的に追いつめられ、暗殺の影に怯える孤独な姿。
指導中に話す子供時代のエピソードや夜中にグリュンバウム夫妻のベットに潜り込む姿は、滑稽ながらも痛々しいものがあります。
歴史的暴君である独裁者も、ひとりの人間だったのだとふと気づかされる展開。

勿論、どんな姿を見ても、ヒトラーに同情し理解したいとは思いません。
けれども、他者の影響や社会背景もありながら独裁者は生まれ、いつの時代になっても彼のような存在は出てくる可能性があるのだと思うと、怖くなりました。

グリュンバウムを演じるウルリッヒ・ミューエの演技は印象的で、特にクライマックスの吹き替え演説は鬼気迫るものがあります。
しかし、この作品が遺作となってしまいました。
これからが彼の円熟期だったのだろうに、とても残念でなりません。
彼の演技に敬意を表し、ご冥福をお祈りしたいと思います。

「わが教え子、ヒトラー」公式サイト

わが教え子、ヒトラー@映画生活

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Posted by アベッチ at 09:30Comments(0)TrackBack(0)歴史・時代劇

2008年11月01日

P.S.アイラブユー

P.S.アイラブユー

突然の夫の死を受け入れられず悲しむホリーの元に届く、亡き夫ジェリーからのラブレター。
家族や友人に支えられ、最愛の夫に出会えた幸福を実感し、再び生きる力を取り戻すまでの物語です。
(以下、ややネタバレあります。)  
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Posted by アベッチ at 11:08Comments(0)TrackBack(0) ラブ・ストーリー

2008年10月27日

石内尋常高等小学校 花は散れども

石内尋常高等小学校 花は散れども

今年で96歳、日本映画界最高齢ながらも現役の映画監督・新藤兼人。
最新作は少年時代を送った小学校の先生との交流を描いた物語。大正末期・小学校時代のほのぼのとしたエピソード。終戦後に再会、自分の人生に真摯に向き合う事を諭される青年期。そして先生との永遠の別れ。

テーマも決して派手ではなく、どこか学校で観る教育映画のような雰囲気を否めない雰囲気の映画ですが、ごく普通のありふれた人間像や暮しぶりを描きながらも、「戦争と平和」「愛と性」など、ユーモアを交えつつ大胆かつストレートに描いています。

柄本明扮する先生と、特に交流の深い豊川悦司、大竹しのぶ、六平直政扮する3人の生徒との関係は、少し羨ましかったです。このように相手を思い合える学校での師弟関係を私は持てなかったので。
それも決してベタベタせず、少し距離を持ちつつ温かく見守っている。
そこには、新藤監督の持つ美学が感じられました。

馬鹿でも利口でも、善でも悪でも、生きているからこその人生讃歌。
新藤監督は、人間が大好きなのだと思います。だからご高齢の今でも、エネルギッシュなのでしょうか。
ちょっと尊敬。私も少し見習いたい。

「石内尋常高等小学校 花は散れども」公式サイト

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石内尋常高等小学校 花は散れども@映画生活
  

Posted by アベッチ at 10:00Comments(0)TrackBack(0) 人生・ひと

2008年10月26日

ブーリン家の姉妹

ブーリン家の姉妹

イングランド王ヘンリー8世の2番目の王妃となりながらも、反逆罪に問われ斬首刑となったアン・ブーリン。
彼女の妹メアリーは、王の愛人のひとりでした。

王を巡ってのドロドロの愛憎劇は、まさに「大奥」を見ているよう。
このような女性のバトル劇が面白い!と思うのは、時代や国に関係なく不変、自分の身辺にも多少はあり身近に感じられるからでしょうね。
スケールは全然違いますが。

しかし、この物語がよりドラマティックなのは、アンとメアリーが仲の良い姉妹だったこと。
他人同士だったら、アンもメアリーへの対抗心をエスカレートさせて王妃にのし上がろうとまでは思わず、あの様な悲しい最後も迎えずに済んだかも知れません。でも最後に赦し合えるのも姉妹だからこそ。
血の繋がりの持つ複雑さを感じました。
ナタリー・ポートマンとスカーレット・ヨハンソン。パッと見は合わなそうなこの二人が、まるで本当の姉妹のように感じられる演技を見せて、クライマックスまで一気に盛り上げます。

監督のジャスティン・チャドウィックは俳優でもあり、91年に主演した映画「ロンドン・キルズ・ミー」が日本でも劇場公開されています。
私はこの「ロンドン・キルズ・ミー」が好きで、映画館に2回行きました。90年代のイギリスの若者像を描いたこの作品は、なかなかの秀作だと思うのですが、DVD化されていないのです…残念。
クリント(主人公の名前)役の人って、どうしているのかなと思っていたのですが、こんな形で再び名前を聞くとは思ってもみませんでした。
東京国際映画祭で来日していましたが、今の姿にも「ロンドン・キルズ・ミー」で見せた人懐っこい雰囲気が感じられて、ちょっと嬉しくなりました。

監督ジャスティン・チャドウィックの舞台挨拶

「ブーリン家の姉妹」公式サイト

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ブーリン家の姉妹@映画生活
  

Posted by アベッチ at 14:14Comments(0)TrackBack(0)歴史・時代劇

2008年10月15日

宮廷画家ゴヤは見た

宮廷画家ゴヤは見た

天才画家ゴヤが見た、彼が描いた肖像画のモデルとなった少女イネスと神父ロレンソの数奇な運命。
最初、ゴヤの伝記物語と誤解して観賞。なので、ゴヤがMC的役割を演じていたのにはちょっと面食らいました。

18世紀末から19世紀初頭にかけて、大きく揺らいだスペイン。
この映画に出てくる歴史的状況や人間の姿は、何世紀も渡って人間が繰り返した出来事なのだなと実感できます。ゾッとする異端審問や残酷な動乱のシーンは、これから私達が再び辿る道なのかも知れません。

作品の原題は「GOYA'S GHOSTS」。
監督のミロス・フォアマンは、ゴヤの幽霊を通じて現代に生きる自分たちに問いかけています。
自身の価値観や真理を揺るがされるような状況の中で、人間はどう生きて、どう人を愛すのかと。

イネスを演じたナタリー・ポートマンが圧倒的な存在感。この作品で、二役の演じ分けにも成功しています。
「レオン」から14年。あの鮮烈すぎる役からここまで見事に大人の女優に成長できるとは、正直思っていませんでした。
間もなく公開の新作「ブーリン家の姉妹」も楽しみです。

「宮廷画家ゴヤは見た」公式サイト

宮廷画家ゴヤは見た@映画生活

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Posted by アベッチ at 11:11Comments(0)TrackBack(0)歴史・時代劇

2008年10月11日

トウキョウソナタ

トウキョウソナタ

世界が注目する“もうひとりのクロサワ”(この呼び方も今や古いですね)黒沢清の最新作。
いつのまにかバラバラになってしまった家族が再生するまでの物語。  
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Posted by アベッチ at 12:38Comments(1)TrackBack(0)家族・人間関係

2008年10月06日

イントゥ・ザ・ワイルド

イントゥ・ザ・ワイルド

全米でベストセラーとなった、ジョン・クラカワー原作「荒野へ」をショーン・ペンが映画化。
1992年、アラスカで遺体となって発見された青年クリス・マッカンドレス。彼の2年間の旅の軌跡を描いています。  
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Posted by アベッチ at 10:00Comments(0)TrackBack(0)実話ベース

2008年10月05日

落下の王国

落下の王国


1915年、映画撮影中に大怪我を負い入院中のスタントマンのロイ。自暴自棄になった彼は、腕を骨折して入院中の5歳の少女アレクサンドリアに、薬剤室から自殺する為の薬を盗ませる事を計画。彼女の気を引くために、思いつきの物語を聞かせていきます。

語られるお話のイメージを広げるのは、世界遺産13カ所、24カ国にも及ぶロケーション。その壮大さに圧倒されます。登場人物たちが身にまとう、石岡瑛子デザインの色鮮やかな衣装も一層美しく、まるで夢のような気分に浸れます。

最初は死ぬ為に適当に物語をでっち上げたロイ。やがて純粋無垢なアレクサンドリアの優しい心に触れ、本当に美しい物語が完成します。それは一度挫折し絶望に突き落とされた彼に、もう一度生きる勇気にもなるのでした。

そしてこの映画を観ている私にも。この現実の世界で生きていくための希望が感じられて、とても嬉しかったです。

「落下の王国」公式サイト

落下の王国@映画生活

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Posted by アベッチ at 10:00Comments(0)TrackBack(1)ファンタジー

2008年10月04日

蛇にピアス

蛇にピアス

蛇の様に割れた舌、顔中にピアス、背中に龍の刺青を入れた男・アマと出会った19歳のルイ。彼女も舌にピアスを開け、背中にも刺青を入れ、それまでの自分とは全く違った世界に突き動かされるかのように踏み込んでいきます。

ピアス、刺青、SMチックなSEXシーンとハードな場面の連続でも、下劣な雰囲気にならず綺麗にまとまっているのは、蜷川幸雄の手腕でしょうか。
それでも、苦痛によって生きる実感を得ようとするルイの姿は痛々しい。
都会の片隅に彼女みたいな人は結構存在するのかなと想像すると、切なくなります。
こういう形でしか生きてゆけない彼女が理解できなくもないけど、家族や友だちの立場だったら、もう少し器用に生きてほしいと思うかな…。

吉高由里子の甘ったるい声が、この映画の雰囲気によく似合っています。
ルイと関係を持つもう一人の男を演じた、ARATAも良かった。佇まいが良いのです。全身刺青はコワイけど…。
藤原竜也、小栗旬、市川亀治郎、唐沢寿明。特別出演もゴージャスな顔ぶれでした。

「蛇にピアス」公式サイト

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蛇にピアス@映画生活  

Posted by アベッチ at 11:39Comments(0)TrackBack(0) 人生・ひと
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