2008年01月13日
再会の街で

9.11の同時多発テロで妻と娘を亡くし、職を捨て誰にも心を開こうとしないチャーリー(アダム・サンドラー)と、歯科医として成功し愛する家族にも恵まれたアラン(ドン・チードル)。
大学時代のルームメイトだった二人は、NYで偶然20年ぶりに再会します。
アランの同情を拒み、まるで学生時代に戻ったかのようにバカな遊びに興じることを望むチャーリー。彼に付き合う中でアランは、自分の人生にも欠けているものがあることに気づいていきます。
劇中、チャーリーがiPodで聴いていた曲は、ザ・フーのアルバム「四重人格」の収録曲"Love,Reign O'er Me"。この映画「Reign Over Me」の原題もここからとられています。
家にあった「四重人格」を映画を観た後、久しぶりに聴きました。
このアルバムのコンセプトになっている青年の苦悩、挫折、孤独は、そのままチャーリーの問題に投影されています。
聴いているうちに、彼の哀しみが潜む潤んだ瞳が思い出され、涙が止まらなくなってしまいました。
チャーリーとアラン。二人が現実に向き合い、それぞれの答えを見出そうとする姿に、いつしか自分自身を重ねてしまったのかも知れません。
人は他者によって傷つけられ、すべてを失ったりもします。けれどもその悲しみに共に立ち向かい、救いへと導いていこうとするのも他者なのです。
久々に心の奥を激しく揺さぶられた映画でした。
★映画「再会の街で」公式サイト
・再会の街で@映画生活







