2008年10月26日
ブーリン家の姉妹

イングランド王ヘンリー8世の2番目の王妃となりながらも、反逆罪に問われ斬首刑となったアン・ブーリン。
彼女の妹メアリーは、王の愛人のひとりでした。
王を巡ってのドロドロの愛憎劇は、まさに「大奥」を見ているよう。
このような女性のバトル劇が面白い!と思うのは、時代や国に関係なく不変、自分の身辺にも多少はあり身近に感じられるからでしょうね。
スケールは全然違いますが。
しかし、この物語がよりドラマティックなのは、アンとメアリーが仲の良い姉妹だったこと。
他人同士だったら、アンもメアリーへの対抗心をエスカレートさせて王妃にのし上がろうとまでは思わず、あの様な悲しい最後も迎えずに済んだかも知れません。でも最後に赦し合えるのも姉妹だからこそ。
血の繋がりの持つ複雑さを感じました。
ナタリー・ポートマンとスカーレット・ヨハンソン。パッと見は合わなそうなこの二人が、まるで本当の姉妹のように感じられる演技を見せて、クライマックスまで一気に盛り上げます。
監督のジャスティン・チャドウィックは俳優でもあり、91年に主演した映画「ロンドン・キルズ・ミー」が日本でも劇場公開されています。
私はこの「ロンドン・キルズ・ミー」が好きで、映画館に2回行きました。90年代のイギリスの若者像を描いたこの作品は、なかなかの秀作だと思うのですが、DVD化されていないのです…残念。
クリント(主人公の名前)役の人って、どうしているのかなと思っていたのですが、こんな形で再び名前を聞くとは思ってもみませんでした。
東京国際映画祭で来日していましたが、今の姿にも「ロンドン・キルズ・ミー」で見せた人懐っこい雰囲気が感じられて、ちょっと嬉しくなりました。
★監督ジャスティン・チャドウィックの舞台挨拶
★「ブーリン家の姉妹」公式サイト
・ブーリン家の姉妹@映画生活







