2008年02月25日
母べえ

地元のシネコンで観ました。もう公開から随分と日も経つのに、結構な入りです!
劇場後方から見える、お客さんの頭髪はほとんどグレー…。
平日ということもあったのでしょうが…若い人の姿がないのは、とても残念!
これからの日本を生きる人達の為に作られたであろう映画なのに。
自分の思うことや考えを自由に発言できない息苦しさ。
一生懸命生きている人々の、ささやかな人生さえも無惨に奪い取った、戦前の日本の姿。
けれども今、再び日本はこの悪夢のような時代へと戻りつつあるのではないか…そんな危惧感を、監督の山田洋次はスクリーンを通して強く訴えかけます。
主演の吉永小百合。
2007年の映画「夕凪の街 桜の国」で寄せた、「原爆投下はしょうがない」発言を明確に非難した自筆のコメント。有名女優といえども、勇気のいる行動。その思いはこの映画でも充分に表現されています。
吉永さんは、やはり日本で特別な女優ですね。改めて彼女に好感を持ちました。
しかし、この映画で最も力を発揮したのは「山ちゃん」役の浅野忠信!
おそらく彼無しではこの映画は成立できないのではと、実感する程に圧倒的な存在感。
オスカーの赤絨毯も踏むようになった彼ですが、日本映画で活躍する姿も今まで以上に観たいと願います。
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