2007年11月09日
ヴィーナス

70代の老俳優モーリスは、旧友で同じ俳優仲間のイアンの姪の娘ジェシーと知り合います。
飾り気もなく無愛想で、モーリスにモデルの道を目指すつもりだと非常識なことを言うジェシー。モーリスは、彼女に美術教室のヌードモデルの仕事を紹介します。行動を共にするうちに、ジェシーが自分に元気を与えてくれる存在であることに気づいていくのでした。
主演のモーリスを演じているのは、名優ピーター・オトゥール。
本作で、8度目のアカデミー賞主演男優賞候補にノミネートされました。授賞式に現れた彼は、ひょっとしてこれで最後(失礼!)かもと心配になるほどに、かなりヨボヨボ…。
しかし、この映画の彼はその姿が信じられないほどに輝いています。
老人なので孤独や悲哀があるのですが、そこから逃げずに自然に受け入れている姿。
そして、ジェシーに対しても子ども扱いせず、ひとりの女性として向き合うところも、ちょっとスケベ心ありつつも紳士的でユーモアがあり、とても魅力的でした。
平日のお昼ということもありましたが、劇場は「アラビアのロレンス」をリアルタイムで観ていそうな、年配の方でいっぱいでした。
でも、本当は30〜40代位の方たちに、もっと観てほしい。
もう若くはない、でも年を取りすぎてもいない。人生の甘さも苦みも分かってきた年代だからこそ、この映画のテーマをより掘り下げて観れるのでは…と思うのです。
劇中で使用されている、コリーヌ・ベイリー・レイの楽曲も、とても良い感じです。
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・ヴィーナス(原題)@映画生活







