2007年08月04日
夕凪の街 桜の国

「夕凪の街 桜の国」は、被爆被災者の女性とその姪の物語を並行して描いた作品です。
原爆投下から13年後の広島の街。同僚の青年から愛を告げられても、自分が生き残ったことに負い目を感じ、幸福になってはいけないと思う皆実。
平成19年の東京。家族には内緒で広島への旅に出る父を尾行するうちに、自分の家族のルーツを見つめ直し、祖母や伯母が残した思いを知る七波。
ふたつの時代に生きるふたりの女性の姿が、ごく普通に自然に描かれています。
そこから見えてくるのは家族や恋人への愛情や、何気ない日々の暮らしの尊さ。
そして、そのささやかな幸福を奪い取る戦争への怒りや平和を願う思いが、静かに、けれども強く浮かびあがってくるのでした。
終戦から62年経った今、穏やかで何気ない毎日を、私は当然であるかのように受け止めています。
けれどもその平凡な毎日は、あの戦争で傷ついた多くの人々を決して忘れず、しっかりと未来へ語り継がなければ、続かないでしょう。
ぜひ、ひとりでも多くの方に観てほしい映画です。
★「夕凪の街 桜の国」公式サイト
・夕凪の街 桜の国@映画生活







