2007年05月10日
プルートで朝食を

アイルランドの小さな町。
生まれてすぐ教会の前に捨てられていた赤ん坊、キトゥン。
養子先で普通の男の子として育てられますが、ドレスや化粧品など女性的なものに興味を持ち始めた彼は、変わり者として見られます。
やがて実の母親を捜す決意をし、ロンドンへ旅立ちます──。
監督は「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」のニール・ジョーダン。
アイルランドが舞台になっている点から「クライング・ゲーム」を連想させます。
しかしこの映画では、主人公キトゥンの波瀾に満ちた人生を通して、どこか喜劇めいたおとぎ話風に描かれています。
様々な人との出会いや恋、そして裏切りや別れ…決して利口ではありませんが、不器用ながらも明るくユーモアを持ち、自分らしい生き方を貫こうとするキトゥンの姿が印象的です。
観ている私が逆に励まされている様な…私もキトゥンのように強くなりたい!
キトゥン役のキリアン・マーフィ。
表情、声や仕草に最初は何とも言い難い奇妙さや恥ずかしさを感じましたが、観ているうちに段々といじらしく、魅力的に思えてきます。
役者として変貌ぶりや演技が巧いだけではない、心からまるでキトゥン自身のようで、愛しい気持ちになりました。
キトゥンや友達が着こなす、70年代のカラフルなファッションにも注目です。
★「プルートで朝食を」公式サイト
・プルートで朝食を@映画生活







