2007年03月01日
筆子その愛-天使のピアノ-

明治期、社会福祉という言葉すらない時代に全財産を捧げ、日本初の知的障害児者施設「滝之川学園」を創設した石井亮一の妻・筆子の生涯の物語。
映画のテーマ上、どうしても硬い印象になってしまうのは否めません。けれども、主演の常磐貴子の存在感が上手にサポートしています。
筆子って本当に素晴らしい女性なのですが、手の届かない崇高なイメージではない、親しみやすく共感を抱ける等身大の女性として、チャーミングに演じています。
ストレス解消に鰹節をギリギリ削るシーンがメッチャ可愛い。なんだか「きょうの猫村さん」を思い出しました(猫村さんは爪ですが)。
ラストはピアノを弾く筆子のまわりを、映画に出演した俳優、オーディションで選ばれ出演した障害児も含めた子ども達、そしてその家族たちではないかと思われる人々が囲んで歌うシーンで終わります。
とてもすばらしい、暖かな気持ちになれる場面でした。
このシーンのように、みんなで一緒に笑いあったり、楽しく歌える社会になればいいのに。
行政の問題もあるけれど、人それぞれ心の中に持つ意識から変わっていかなければ…と考えたりして。
たまにはこんな映画もいいですね。
★「筆子その愛-天使のピアノ-」公式サイト
・筆子・その愛-天使のピアノ-@映画生活







