2007年01月28日
映画監督って何だ!

伊藤敏也脚本・監督の異色作、「映画監督って何だ!」。
「監督は映画の著作権者である」という日本映画監督協会の主張を広く知ってもらうために作られた映画です。
現行の著作権法では、映画の著作権者はその作品に出資した製作者。
そのいきさつや理由を検証するということで、時代劇や再現ドラマ、ドキュメンタリー、インタビューなど様々な手法で説明されています。
また、この映画は日本映画監督協会70周年のイベントでもあって、監督協会の会員が総出演!その数なんと200人だそうです。
あまりの数なので、ギネスブックに申請したらしいです。でも他の映画ではありえない事なので即、却下されたそうです。

なかでも注目は「顔」や「亡国のイージス」などで知られる阪本順治。
なんと時代劇の場面で花魁役で登場!ちゃんとひもで足が開かないように結び、内股で歩く練習をして、役作りに努めたらしいですよ!!
大島渚の写真とタイトルだけで興味を持ち、どんな映画かよくわからないままに観ましたが、映画の著作権が映画監督にはないことを、私も初めて知りました。
確かに、ちょっと変だなあとは思います。絵画や小説などは作者の著作権が認められているのに、映画はダメだなんて。
映画作品の表現等において非難され、責任を問われるのは製作者ではなく、映画監督なのに。
映画全体としては正直、あまり面白いと思えなかった…いろんな手法を用いたのが逆にまわりくどさを感じ、観ていて疲れました。
けれども、会員でもある監督たちへの真摯なインタビューは見応えがありました。
そしてラストカットは大島渚。
実際に「愛のコリーダ」での裁判で被告人として戦った彼の笑顔が、この映画の本質を物語っているようで、感慨深かったです。
・映画監督って何だ!@映画生活







