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若かりし頃、『ダーククリスタル』のヒロイン(写真)に似ているとよく言われました…。身長はホビット族並みです。
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2008年06月22日

美しすぎる母

美しすぎる母

「美しすぎる母」は、実際に起きた母親殺人事件がモチーフ。
貧しい家庭で育ち、大富豪ブルックスと結婚したバーバラ。一人息子アントニーを授かりますが、結婚生活は破綻。世間から取り残された母子ふたりだけの生活は、やがて衝撃的な結末を迎えます。

ジュリアン・ムーアとエディ・レッドメインが扮する親子の雰囲気が、驚く程に似ています。
実際の親子もこんな感じだったのでしょうか。

私も母子家庭で育ちましたが、母娘でも「密」な圧迫感を感じる事もありました。
自分が男に生まれていても、勿論この親子みたいにはならないでしょう。でも息子アントニーが抱えていたプレッシャーは判る気もして、少し同情もしてしまうかな…。

当時の上流階級の生活の雰囲気や華麗なファッションは見応えがあり、この悲劇的な物語を一層に際立たせています。

「美しすぎる母」公式サイト

「美しすぎる母」の映画詳細、映画館情報はこちら >>

美しすぎる母@映画生活  

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2008年05月06日

実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(みち)

実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(みち)

1972年、日本中を騒然とさせた、あさま山荘の立てこもり事件。革命戦士を志した連合赤軍の若者たちが事件を引き起こすまでの過程。
楽しい映画ではないとはわかっていたので、結構悩んだ末の鑑賞。
あっという間に感じられた190分。でも観終わった時はさすがにグッタリしました。

「総括」と呼ばれる、自己反省。次第にエスカレートしていく私刑シーンの凄まじさ。
しょうもない理由で(化粧していた、山を用事で下りた際に風呂に入った云々)同志を死に至らしめるのには驚愕。しかし自分がその場にいたらどうなのか思うと、たまらなく怖くなります。

いつの時代に生きても、大なり小なりの似たような社会縮図は存在するのかなと、底の見えない井戸を覗いたような絶望感。

行き場を失った彼らの結末には、とてつもなく悲しくなりました。
決して彼らに同情できないし、したくもないのに。
ラストの山荘での立てこもりシーンで響きわたる、最年少の16歳だった少年の叫びはあまりにも虚しく辛い…。

観て良かったのか、観ない方が良かったのか正直判りません。
でもここまで気持ちがぶれる映画には滅多に出会うこともないので、やはり観て良かったのかも知れません。

「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(みち)」公式サイト

「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(みち)」の映画詳細、映画館情報はこちら >>

実録・連合赤軍 あさま山荘への道程@映画生活  

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2008年05月03日

ファクトリー・ガール

ファクトリー・ガール

1960年代のファッション・アイコンにして、アンディ・ウォーホルのミューズだった、イーディ・セジウィック。

名門の家に生まれ、美しい容姿。しかしその華やかさとは裏腹に、歪んだ家庭環境で育った彼女。
本当に彼女が欲しかったものは、ありのままの自分を受け止めてくれる人のいる「居場所」だったのでしょうか…。

彼女が光り輝き、愛された時代はあまりにも短く、その後は目をそむけたくなるような堕ちっぷり。
激動の時代を生き抜くには、イーディは幼く無邪気すぎたのかも知れません。

アトリエ「ファクトリー」でイーディをモチーフにして映画を撮影したウォーホール、彼女の恋の相手となったボブ・ディラン。
60年代の象徴となった人物や風俗、ファッションが再現されているのも見どころのひとつです。

「ファクトリー・ガール」公式サイト

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ファクトリー・ガール@映画生活  

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2008年04月26日

コントロール

コントロール

映画「コントロール」は70年代後半に活躍したイギリスのロックバンド、ジョイ・ディビジョンを率いたイアン・カーティスの物語。妻デボラの著書をベースにイアンの半生を描いています。

デビット・ボウイに憧れた少年期から妻デボラとの恋。バンドの成功と共に訪れる、持病の癲癇と愛人アニークとの三角関係。やがて様々な軋轢から自分をコントロールできなくなってしまった彼は23歳の若さで自ら命を断ってしまいます。

写真家でもある監督、アントン・コービンが淡々とモノクロームで織りなす映像は、まるでイアンの人生を追体験しているような感覚。
当然の事なのですが、本作品ではジョイ・ディビジョンの曲が多く流れます。この曲の歌詞が、それぞれのシーンにマッチしていて、イアンの心境を巧みに表現しているのです。ニクイなあ…。

好きなイギリスのバンドは多くても、ジョイ・ディビジョンには全く関心を持っていなかった私。
しかし、イアンがまるで命を擦り減らして作ったかのような曲の数々に、すっかり引き込まれてしまいました。
この映画をきっかけに、是非アルバムを購入しようと思います。

「コントロール」公式サイト

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コントロール@映画生活  

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2008年04月09日

マリア・カラス最後の恋

マリア・カラス最後の恋

没後30年を経た今も、世界最高の歌姫と賛辞されるオペラ歌手マリア・カラス。
華やかな容姿と世界中の賞賛を集めながらも、つきまとう不幸の影。
物語を地で生きた彼女の姿はさしてオペラ好きでもない私にとっても興味深く、彼女を取り上げたTV番組があると、つい見てしまいます。

本作は没後30周年記念として製作。カラスの波乱の人生を、海運王オナシスとの激しくも悲しい恋を通して辿っているとのことですが…。

オナシスとの恋愛があまりにも美化されすぎていて、少々ウンザリ。
観ながら常に頭の中では「ホンマかなあ?」という疑問が渦巻いていました。
カラスもオナシスも超セレブなのだから、あの展開でもおかしくはないと思うのですが。でもあまりにもハーレクインロマンス的で、なんだかなあ…。

没後30周年記念と銘打っている割にはオペラのシーンも少なく、カラスへの敬意に欠けている気もしました。

「マリア・カラス最後の恋」公式サイト

マリア・カラス 最後の恋@映画生活

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2008年03月15日

サルバドールの朝

サルバドールの朝

1970年代初頭、フランコ独裁政権末期のスペイン。警官殺しの罪で逮捕され、不当な審判の末に死刑を執行された青年サルバドールの半生を描いています。

自由を求めて政治活動に身を投じるサルバドール。銀行強盗にまで手に染め、不本意ながらも行員にけがを追わせたりもします。
このあたりの描き方が少しわかりづらく、本当に彼の行為は正義なのかという疑問を持ってしまいます。
警官殺しも全ての責任ではなくても、彼の罪でもあるのも事実。でもこの映画での場合、死刑は不当ですね。
この処刑シーンがあまりにも乱暴で、その野蛮極まるやり方に直視ができませんでした。もう背筋の凍るような恐ろしさ!
命と共に尊厳すらも奪うようなこの処刑は、国家権力に逆らおうとする国民への見せしめなのでしょう。

日本でも死刑制度に関して様々な意見があります。でもどんな考えであっても、どのような方法で死刑が執行されているのか知るべきでは…。
まもなく始まる裁判員制度を前に、そんな事を考えながら観ていました。

「サルバドールの朝」公式サイト

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サルバドールの朝@映画生活

  

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2008年02月24日

潜水服は蝶の夢を見る

潜水服は蝶の夢を見る

「潜水服は蝶の夢を見る」は、「夜になる前に」のジュリアン・シュナーベルが監督しています。
実在したフランス版ELLEの元編集長、ジャン=ドミニク・ホビーの自伝が原作。

ジャンは1996年に43歳で脳梗塞で倒れ、左目以外の自由を全て奪われます。しかし意識は元のままだった彼は、瞬きの合図でアルファベットを綴るという会話法で自伝を完成させました。

体の自由を全て失っても、無限にあった彼の想像力を表現する映像。とても美しいです。
同時に、ひとりの男の人生への強い欲望に感服。
身近で彼を見守った家族や知人達はかなり大変だったことでしょう。でも、まるで命の「根っこ」のような部分をさらけ出すジャンに関われたことは、とても幸福でもあるのかも知れません。

厳しい現実に直面しても茶目っ気とユーモアを忘れない、ジャンのモノローグも素晴らしい。
それは観ている人の心をも軽くさせ、ささやかな勇気を与えてくれることでしょう。

「潜水服は蝶の夢を見る」公式サイト

潜水服は蝶の夢を見る@映画生活

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2008年02月03日

アメリカン・ギャングスター

アメリカン・ギャングスター

黒人マフィアの麻薬王と麻薬捜査官の闘いを、デンゼル・ワシントンとラッセル・クロウの主演で、リドリー・スコットが映画化。
このラインナップだけでもワクワクせずにはいられない!期待に胸を躍らせて、早速劇場に足を運びました。
(以下、ややネタバレ)  
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2008年01月14日

ミルコのひかり

ミルコのひかり

1971年のイタリア。不慮の事故で視力を失った10歳の少年ミルコが、音との出会いによって新しい世界への可能性を広げていきます。
イタリア映画界の第一線で活躍するサウンド・デザイナー、ミルコ・メンカッチの実話を基にした映画です。

最初は現実を受け止められず、心を閉ざしていたミルコ。
テープレコーダーを見つけ様々な音を探し、物語を創り始めてからの表情の変化が素晴らしい!
やがて周囲の人々の気持ちさえも突き動かしていくその様子は、私の中にもある固定概念に気づかされ、ハッとしました。
ミルコが見出した人生の“ひかり”は、観る者の心をも明るく照らし出すのです。

実際に目の見えない子供たちが演じる、クライマックスの学芸会での童話劇のシーンは圧巻!
様々な音を体感でき、架空の世界へと引き込まれます。

映画「ミルコのひかり」公式サイト

ミルコのひかり@映画生活

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2007年10月17日

エディット・ピアフ 愛の讃歌

エディット・ピアフ 愛の讃歌

「愛の讃歌」「バラ色の人生」などで知られる世界の歌姫、エディット・ピアフ。
歌と愛に生きた、47年間の人生を描いた伝記映画です。

越路吹雪の「愛の讃歌」には馴染みがあっても、その本家であるピアフの事はよく知らなかった私ですが、彼女の人生にまつわるエピソードの数々に驚愕!
時代を超えて伝え継がれる女性歌手は、短くも壮絶な人生を送る人が多い…。その生涯がより深く、歌にコントラストをつけ、聴く者の心に強く響くのでしょうか。

エディット・ピアフを演じるマリオン・コティヤール。
ピアフに似せた、あの細い眉と真っ赤な口紅が印象的でした。
私はピエロの泣き笑い顔を連想してしまいましたが…。

その顔がとても可愛らしく見えたところ、それは最も愛した恋人マルセルとのエピソード。
幸福そうに笑っていた彼女の顔はキラキラと輝いていて。
それ故、この恋の結末に流れる「愛の讃歌」は一層切なく耳に残り、観終わった後も深い余韻を残したのでした。

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エディット・ピアフ〜愛の讃歌〜@映画生活

  

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2007年09月16日

ミス・ポター

ミス・ポター

1902年のイギリス。封建的な社会の中、アーティストとして生きることを目指す女性、ビアトリクス・ポター。
出版会社の編集者ノーマン・ウォーンの理解とバックアップに支えられ、絵本「ピーターラビットのおはなし」を完成させます。
やがて彼女はノーマンと恋におち、ふたりは生涯を誓い合います。
しかし、初めての恋は美しい思い出だけを残して、突然消えてしまうのでした…。

私も小さい頃から、ピーターラビットのシリーズが大好きでした。小さな絵本の中の可愛らしい動物たちの生き生きとした姿は、今でも心を躍らせます。
映画を見て、この魅力的なシリーズの秘密が、ちょっぴりわかった気がしました。

幼い頃からの夢を持ち続け、その創造力を童話へと昇華させるポター。辛い体験をしても、その悲しみから救ってくれた豊かな自然を守ろうと決意します。
彼女の情熱や夢がいっぱい絵本には詰まっていて、だからこそ出版から100年を過ぎた今も、色あせる事なく魅力的なのですね。

彼女が守り抜き、現在のナショナル・トラストに受け継がれた湖水地方の壮大な自然の美しさが素晴らしい!
また、時折絵の中から飛び出すピーターラビットたちの演技もキュート!
ピーターラビットのファンは必見の映画です。

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2007年08月21日

フランシスコの2人の息子

フランシスコの2人の息子

「フランシスコの2人の息子」は実話をもとにした、ブラジルで歴代興収第1位になった作品です。
貧しい農民フランシスコは、2人の息子にアコーディオンとギターを与えて音楽を教えます。やがて、息子たちは、苦しい家計を助けようとバスターミナルで演奏を始めます。
数々の挫折を乗り越えて、やがてトップアーティストへと成長していくのでした。

本当に実話なのかと疑うくらい、ドラマティックで演歌チックなエピソードの連続ですよ〜!

何よりもすごいのは、フランシスコ父ちゃん!
まるで「巨人の星」星一徹のような幼少期のスパルタ教育ぶりや、なけなしの私財で息子の楽器を買ったりというのは、まだ序の口!!
最後に、お父ちゃんが息子たちの大ピンチを救うのですが、この方法がねぇ…クレイジーなんだけど、息子たちへの信頼と愛情にあふれていて、本当に素晴らしいんですよ!!!

私、ちょっとシラケて観てたんですけど、最後はさすがにグッときましたよ〜。
この映画のモデルになったミュージシャンは全然知りませんが、このお父ちゃんの感じと息子たちの音楽の雰囲気が、とてもマッチしていて良かったです。

「フランシスコの2人の息子」公式サイト

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フランシスコの2人の息子@映画生活

  

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2007年06月27日

ゾディアック

ゾディアック

「ゾディアック」は1969年以降に全米を騒がせた連続殺人犯と、彼を追った4人の男たちの物語です。

監督は「セブン」のデビッド・フィンチャー。
実際に起きた事件を克明に追いながらも、新聞社の敏腕記者と風刺漫画家、サンフランシスコ市警のふたりの刑事がその“謎”を追求するあまりに、事件にのめり込み、人生を狂わされてしまう様子を壮絶に描いています。特に酒とドラッグに溺れてしまう記者を演じたロバート・ダウニーJr.は、彼自身の体験をどこか思わせる演技で、リアルでした…。
157分の上映時間は、映画についていくのに必死で正直キツイですが、見応えのある作品です。

“ゾディアック”が「ダーティーハリー」の殺人鬼“サソリ”のモデルだと、初めて知りました。
この“サソリ”が登場する「ダーティーハリー」は、もう何度も日曜洋画劇場で観ました。ごく普通の人間とは全く別の神経、感覚、精神…子どもの頃は本当にいるのかな?と思って観ていましたが、もはや現代の日本でも現実となってしまっています。
あのバスジャックのシーン、昔より今観た方がきっと怖いだろうな…。
「ボート漕げよー♪」の歌、今だに耳から離れないです。

事件が起こった1960〜70年代の雰囲気や音楽もカッコ良くて、見どころのひとつです。

★「ゾディアック」公式サイト

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2007年04月30日

クィーン

クィーン

「クィーン」は、ダイアナ元皇太子妃の事故死後1週間の、英国王室の混乱やエリザベス女王の葛藤を描いた作品です。

  
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2007年03月14日

ラストキング・オブ・スコットランド

ラストキング・オブ・スコットランド

1970年代のアフリカ、ウガンダに君臨した独裁者イディ・アミンの人物像を、側近として仕えたスコットランドの青年医師ニコラスの視点から描いた作品です。

子供の頃に「食人大統領アミン」という映画がありました。私は予告編だけ観ましたが、あまりにショッキングな映像のオンパレードだったことを憶えています(実際はさほどひどい描写ではないらしい。今観ると結構バカバカしいのかも…?)。

この映画でも、もしかして人を食べるの?と、超アホアホな事を考えていた私。しかし実際に人を食べなくても、それに匹敵する恐怖政治ですね。
世の中には天災や事故、病気など怖い出来事は沢山ありますが、人間の憎悪ほど恐ろしいものはないのではと思う程に凄惨です。
私は映画の前に、タコライス定食を食べましたが、観る前で良かった…ちょっとオーバーですが、観た後は肉類は控えた方がいいですよ!

「バード」「クライング・ゲーム」「ゴースト・ドッグ」等でおなじみ、フォレスト・ウィテカーがアミンを演じるというのが、かなり意外だったのですが…実際に観てみると、逆に彼だからこそ演じられたキャラクターなのかなと感心しました。
人懐っこい笑顔の裏に隠れた非情な残忍性。最高権力を握った者だけが知る孤独、妄想、恐怖。
観ながら軽ーく織田信長を連想してしまいました(信長はここまで暴君ではないと思いますが)。
アカデミー主演男優賞受賞も納得!
でも、彼って笑福亭鶴瓶にどことなく似てないですか…?

ニコラスを演じるジェームズ・マカヴォイも、傲慢且つ軟弱な青二才ぶりを発揮。フォレスト・ウィテカーに劣らない熱演でした。
私は観ていないのですが、彼の演じた「ナルニア国物語」のタムナスさんとは真逆の役で、ファンの人はかなりショックを受けられてる様ですね。
でも、それだけ演技派という事で良いではないでしょうかね。

「ラストキング・オブ・スコットランド」公式サイト

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2007年03月01日

筆子その愛-天使のピアノ-

筆子その愛 -天使のピアノ-

明治期、社会福祉という言葉すらない時代に全財産を捧げ、日本初の知的障害児者施設「滝之川学園」を創設した石井亮一の妻・筆子の生涯の物語。

映画のテーマ上、どうしても硬い印象になってしまうのは否めません。けれども、主演の常磐貴子の存在感が上手にサポートしています。
筆子って本当に素晴らしい女性なのですが、手の届かない崇高なイメージではない、親しみやすく共感を抱ける等身大の女性として、チャーミングに演じています。
ストレス解消に鰹節をギリギリ削るシーンがメッチャ可愛い。なんだか「きょうの猫村さん」を思い出しました(猫村さんは爪ですが)。

ラストはピアノを弾く筆子のまわりを、映画に出演した俳優、オーディションで選ばれ出演した障害児も含めた子ども達、そしてその家族たちではないかと思われる人々が囲んで歌うシーンで終わります。

とてもすばらしい、暖かな気持ちになれる場面でした。
このシーンのように、みんなで一緒に笑いあったり、楽しく歌える社会になればいいのに。
行政の問題もあるけれど、人それぞれ心の中に持つ意識から変わっていかなければ…と考えたりして。
たまにはこんな映画もいいですね。

「筆子その愛-天使のピアノ-」公式サイト

筆子・その愛-天使のピアノ-@映画生活

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2007年02月27日

ベルナのしっぽ

ベルナのしっぽ
高槻セントラルが主催する「月イチ名画会」での鑑賞。
小さな劇場でひっそりと公開されてしまった、地味ながらも佳作な映画を上映してくれることが多く、時々お世話になっています。

病気で視力を失い建築デザイナーへの道を絶たれたしずくは、新しい夢のために盲導犬ベルナとパートナーを組み、自立への一歩を踏み出します──。

主演の白石美帆が、負けず嫌いでひたむきに生きる女性・しずくを好演しています。視力を失ったために立ちはだかる社会との壁を、ベルナや家族と一緒に乗り越えていく姿が素敵でした。
ベルナ役の犬のポーシャとの息もピッタリ!ふたりのコンビネーションの強さが映画の見どころにもなっています。

実はこの映画を観るのを、少しためらっていました。
「動物」「障害者」「家族愛」。このキーワードが重たく感じられ、お勉強させられるような映画だったらどうしようかなと…でもそれこそが私の偏見だったのです。

しずくとベルナの関係、そして家族やまわりの人達との関わりかたが、オーバーではなく自然な演出で表現されていて、素直に笑いや涙がこぼれます。

世の中良いことばかりではなく、人の悪意にも出合ってしまうことの方が多い位の最近のご時世。
それでもやっぱり生きていることってすばらしいな、大切だなと実感させられた、新しい発見もあった映画でした。

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ベルナのしっぽ@映画生活

  

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2007年02月14日

世界最速のインディアン

世界最速のインディアン

若くもなく、金もないロバート・マンロー、63歳。でも彼には愛するバイクと、誰にも負けない情熱がありました。
彼の夢は愛車“インディアン”でアメリカのボンヌヴィル塩平原を走り、世界最速記録を出すこと。
ニュージーランドから米国に渡り、出会った人に助けられながらも夢の実現に挑戦します…!

奇跡のような大記録に挑戦したひとりの男の「実話」をベースにしたストーリー。
ロバートに扮するアンソニー・ホプキンスがめちゃイケてます!これが真の「チョイ不良オヤジ」ではないかしらんハート
彼の故郷ニュージーランドの仲間やアメリカでの旅先々で出会う人達も、ユニークで情に厚く、ロバートとの交流のエピソードにも胸が熱くなりました。

最初はちょっといぶかしげに観ていたのです。みんないい人ばっかりだから、うまく話が進んでいくのは当然ではないのかと。

でも違いました。
ロバートの持つ、自分自身と愛車を信じて夢を追いかけていく姿勢やひたむきな情熱。そしてどんな人であろうと分け隔てないやさしさとユーモアが、みんなの心を惹き付け、彼の夢をバックアップすることにつながっているのですね。

人間は何歳になっても夢を持っていいんだ、そして夢に近づくことも可能なんだと思えるハッピーな映画です。私自身、今日はこの映画に元気をもらいました!!
老若男女、たくさんの人達に観てほしいです。超おススメ!!

「世界最速のインディアン」公式サイト

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世界最速のインディアン@映画生活  

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2007年02月09日

力道山

力道山

2004年・日本、韓国
監督:ソン・ヘソン
出演:ソル・ギョング、中谷美紀、萩原聖人、藤竜也

戦後の日本を支えたヒーロー・力道山。

ソル・ギョングは思っていた以上に力道山になっていました。
笑った顔や仕草が、TVの特集番組で見たことのある力道山の面影を感じさせるのです。
体重を29kg増量。過酷なトレーニングを課したスタントなしのリングシーン、ほとんどの台詞を日本語で演じ通したことに感心!プロ意識の高さを感じました。
力道山の人物像も、彼の背負っていた「光と影」をよく体現できていたのではないでしょうか。
韓流スターは日本で人気の俳優だけではなく、地味な雰囲気でもこんなに素晴らしい俳優がいることをもっと知ってほしいなあ…。

中谷美紀や萩原聖人など日本の俳優陣も良かったです。特に藤竜也の圧倒的な存在感は素晴らしい。
でもそれ以上に橋本真也や武藤啓司、船木誠勝が出ていたのが楽しくて、嬉しかったです。

でも…橋本!
力道山とあまり変わらない年齢で逝ってしまったのですね!!
おデブだけど、笑った顔が妙に可愛かった“破壊王”。 もう彼がこの世にいないなんて、寂しくて悲しいです。
天国で本物の力道山に対面してたらいいな。

  

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2007年02月06日

ユナイテッド93

ユナイテッド93

最近はすっかり当たり前になってしまった実話の映画化。
今の世の中、何が起こっても不思議ではないので、現実の方がドラマティックというのもわかる気がします。

「ユナイテッド93」は、2001年9月11日の米同時多発テロで、唯一目的地に到達しなかった“ユナイテッド93便”の機内での出来事を可能な限り再現した映画です。
製作の際には、遺族のほとんどからの了承を得たそうです。

実はこういう映画って苦手です。
ホラーとかは怖いのを楽しめるのですが、この映画は現実に起こってしまった辛い出来事。
これ以上、こんな事件はもう起こってほしくないけれど、いつ起こっても不思議ではない事件。
怖さ半分、悲しさ半分で、観ながら涙ぐんでいました。

2006年は同時多発テロから5年…という事で、あの事件を振り返る映画がいっぱい作られました。
この映画は当時関わった人の色々な証言や回収されたブラックボックスの録音、乗客から最後にかけられた遺族への電話等を基に、なるべく忠実に、客観的に作ろうとしています。
意図は感じられたので、好感は持てました。

死を覚悟した乗客が、機内から家族への最後の電話…。かけるのも悲しいし、かけられるのも辛すぎる。
その中でお母さんらしき人が「愛している」って言った後、「クローゼットの奥に金庫があるから」って伝えているシーン。観ている途中に隣の人がちょっと笑った時は、少し嫌な気分になりました。
緊迫したムードの中で、唐突に事務的な事を言ってるのがおかしかったのだろうと思いますが…。

もし私も同じ状況ならば、映画のように事務的な事とか言うかもしれません。自分しか知らない事もあるから。
だってもう家には生きて帰れないんですよね…。
なんか色々考えすぎて、ドッと疲れた映画でした。

  

Posted by アベッチ at 14:18Comments(2)TrackBack(3)実話ベース
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