2009年06月30日
守護天使

「キサラギ」の監督、佐藤祐市が送るコメディ映画。
カンニング竹山・佐々木蔵之介・與真司郎扮する、ちょっぴりダメんずな凸凹トリオが、誘拐された少女を救うべく奮闘する様を描いています。
いっぱい笑って最後にはちょっぴり泣ける、さわやかで心温まる雰囲気は、「キサラギ」と共通するところ。
カンニング竹山が良いです。
オーバーな程の熱演、最初ちょっと引き気味で観ていましたが、いつのまにか彼のペースに巻き込まれ、応援してしまいました。
クライマックス、恋する相手に彼の気持ちが伝わったシーンは、おかしくも感動的でした。
他の俳優陣も、取り組みながらも役を楽しんでいる雰囲気が伝わって来て、楽しめた映画でした。
★「守護天使」公式サイト
2009年06月21日
ニセ札

芸人や料理人として多彩に活躍する木村祐一の初監督作品。
戦後混乱期、教師や元軍人らによる村ぐるみのニセ札計画のてん末を描いています。
実録昭和犯罪史風に映画は進みながらも、シリアスでもなく、されどコメディーでもなく…。
メチャクチャつまらないとは言わないけど、面白くもなく…。
なんとも中途半端な印象。
発想はユニークだと思うのです。でもおそらく他の人が撮った方が、ずっと面白かったのではなかろうか。
故人の名を挙げるのもなんですが、伊丹十三みたいな人。
言い過ぎかも知れませんが、映画館で観なければ良かったと後悔しています。
★「ニセ札」公式サイト
2009年06月20日
愛を読むひと

ケイト・ウィンスレット主演、世界中でベストセラーとなった小説の映画化。
第2次大戦後のドイツ、21歳も年上のハンナと出会った15歳のマイケル。ふたりは恋に落ちますが、突然ハンナは彼の前から姿を消してしまいます。数年後、法学専攻の大学生となったマイケルは、法廷でハンナと思いもよらぬ再会を果たすのでした。
ストーリー前半、マイケルとハンナの思い出のシーンが素晴らしい。瑞々しくて、官能的。
後半の展開はあまりにも重く悲しい。それ故に観終わった後も、思い出のシーンがより一層輝きを増して脳裏に浮かびます。
若いマイケルがハンナに一心に傾ける愛情の表現が、とても可愛らしくて切ない。
監督は「リトル・ダンサー」のスティーブン・ダルドリー。
あの映画も少年が大人になっていく過程が、とても良かったのでした。
オスカーを受賞したケイト・ウィンスレットは勿論良かったのですが、少年時代のマイケル役の男の子が印象的。
ハンナを見つめる眼差しの輝き、法廷での苦悩に満ちた表情。
デヴィット・クロスという、この俳優の名前を覚えておこうと思います。
この作品の製作を手がけたのは二人の映画監督。
「追憶」「愛と哀しみの果て」のシドニー・ポラックと「イングリッシュ・ペイシェント」のアンソニー・ミンゲラです。
二人は映画の完成を待たずに、2008年に相次いで亡くなりました。
とても残念です。ご冥福をお祈りします。
★「愛を読むひと」公式サイト
・愛を読むひと@映画生活
2009年06月14日
レスラー

ミッキー・ロークが年老いたプロレスラーを熱演した「レスラー」。哀愁と人間味あふれる映画となっています。
家族や名声も失いながらもリングに立ち続ける、かっての人気レスラー・ランディ。しかしそんな彼にも、引退の危機が訪れます。
人生の再出発を計ろうとするも、彼にとって現実の世界は、リングの中以上に厳しいものでした。
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2009年06月07日
インスタント沼

ジリ貧OLが奇妙な父親との出会いを機に、たどる奇妙な出来事の数々。
「転々」などユニークな作品で知られる、奇才・三木聡の最新作です。
いつも感想に困る、三木作品。
この作品もつかみ所のない、不思議な魅力にあふれています。
ひとつ間違えるとしょーもないコントみたく、ショボくなる笑いのツボや、ユルさとハイテンションが交錯する絶妙なテンポ。
「転々」以降、ますますその絶妙のバランス感覚は、増してる気がします。
なんといっても主演の麻生久美子が最高!
主人公が予測不能の出来事に振り回されている状態がとても面白いのだけど、彼女も、クルクルとコスプレの様に様変わりする劇中衣装のように、動きも表情も激変させています。素晴らしい演技でした!!
脇を固める俳優陣からも目が離せません。加瀬亮は、個人的には「重力ピエロ」より、こちらの役の方がタイプです。彼自身も演じていて、楽しかったのでは…。
ふせえりや、岩松亮など、三木作品にはおなじみの面々も健在。
三木ファンは今まで以上に楽しめて、そうでない人にも何か新しい発見があるのではないでしょうか。
ぜひ一度お試しあれ。
★「インスタント沼」公式サイト
・インスタント沼@映画生活
2009年05月31日
そして、私たちは愛に帰る

2000キロの距離を隔てたドイツとトルコを舞台に、3組の親子の出会いと別れ、そして再会を描く物語。
2007年のカンヌ映画祭で、最優秀脚本賞を受賞しています。
ドイツもトルコも、実は国の内情があまり解らなくて、映画を観て日本との違いに驚き、自分の視野の狭さが恥ずかしくなります。
私にとって映画は、違う国の社会や文化を知るための、良いガイドの役割も果たしてくれるのでした。
物語の中で運命のままに出会い、すれ違い、そして巡り会う3組の親子たち。
映画で描かれる「生と死」「喜びと悲しみ」は、私達の人生にも必ず存在しています。
だからこそ、彼らの物語に深く共鳴を感じずにはいられない。
いつしか、自分の人生に照らし合わせて観ていた私でした。
★「そして、私たちは愛に帰る」公式サイト
2009年05月30日
ノン子36歳 (家事手伝い)

バツイチで出戻り、三十路半ばになっても実家の神社で家事手伝いのノブ子(ノン子)。
やる気無し、あきらめモードだった彼女が、年下の若者との出会いをきっかけに閉ざしていた心と身体を開いていく物語。
監督は「鬼畜大宴会」の熊切和嘉。
グロい作風という先入観があって、この監督の映画は敬遠していました。
全体的には静かな映画です。
しかし、後半に出てくる「感情を大爆発!」みたいな狂気的な場面や、観ている側がかなり動揺するほど生々しい、ノン子のベッドシーンあたりが、この監督の持ち味なのでしょうか…。
ノン子や年下君のマサルなど、主要人物たちに共感はしないけれど、今の状態に至った理由や、奥底に沸き上がる心理は解る気がします。
今の日本には、彼らのような人達は決して少なくないと思う。
舞台も都会でなくて、田舎街なのが、更に良いかと。
現代を読み解く手がかりとして、なかなか面白い映画と思います。
★「ノン子36歳 (家事手伝い)」公式サイト
2009年05月29日
2009年05月12日
ハーヴェイ・ミルク

2009年度アカデミー賞で、主演男優賞と脚本賞を受賞した「ミルク」。
本作「ハーヴェイ・ミルク」は、その元となったドキュメンタリー作品です。
ミルクの辿った人生や、1978年に市長と共に銃殺された時の様子、事件後の顛末。
関係者のインタビューと共に、当時の貴重な映像と共に振り返っています。
ショーン・ペンの演じたミルクは、とてもチャーミングでした。
このドキュメンタリーを観る限り、実在の彼も魅力的に感じました。
劇映画のミルクより、もっと明るい印象かな。
彼を知る人たちのインタビューからは、ミルクが本当に多くの人から愛されていたことがわかります。
彼の死を悼むキャンドルのパレードは、悲しみの中にも、和やかで暖かい気持ちが伝わってきました。
いろんな立場の人たちが一緒に悲しんでいる。そんな親密な雰囲気。
しかし、犯人の裁判は偏見と差別があったとしか思えない、不当な判決でした。
叩きつけられる現実。やり場のない怒りに起きてしまう暴動。
それまでの暖かさとは正反対の、荒んだ光景はあまりにも哀しい。
けれども、映画はその怒りにとどまる事はなく、ミルクが本当に望んだ社会が実現するよう、観る側へと希望を託すような印象を残します。
「ミルク」を観て感動された方には、ぜひ観てほしいと思います。
★「ハーヴェイ・ミルク」公式サイト
2009年05月11日
THIS IS ENGLAND

カラフルな80年代ポップの裏に存在した一大ムーブメント、スキンヘッド・カルチャーの若者たち“スキンズ”。
激しい収入格差、就業困難。矛盾だらけのフォークランド紛争に踏み込ませたサッチャー政権下のイギリス。激しく変わりゆく時代のなか、様々な体験を通して成長していくひとりの少年の姿を描いています。
80年代初頭のイギリスは、私にとって憧れでした。
カルチャークラブやデュラン・デュラン、デヴィッド・ボウイ…音楽もファッションもキラキラしていて、夢のように思えました。
しかし、その時代の裏で若者達がこの映画のように彷徨っていたことを、全く理解していませんでした。
流行にばかり目をとられていた、あの頃の自分が少し恥ずかしい。
「さらば青春の光」や「トレイン・スポッティング」など、イギリスの青春映画は辛口で切ない作品が多い気がする。少し皮肉めいた、リアルな目線は英国人気質なのかも知れません。
この映画も最後はとても悲しいけれど、主人公ショーンのカメラを見つめるまっすぐな視線は、かすかな希望を予感させてくれるのでした。
ドクター・マーティンのブーツやベン・シャーマンのシャツなどの、スキンズ必須のファッションアイテムや、一世を風靡した80年代のヒット曲も楽しめます。
★「THIS IS ENGLAND」公式サイト
・THIS IS ENGLAND@映画生活
2009年05月04日
チェイサー

元刑事のデリヘル経営者ジュンホが、失踪したデリヘル嬢ミンジを探すうちに若い男ヨンミンに辿り着き、彼を捕まえます。
ヨンミンは世間を騒がす連続猟奇殺人事件の犯人だと自供しますが、警察は証拠不十分で彼を釈放してしまいます。
ただ一人、ヨンミンを追い続けるジュンホ。
果たして、ジュンホはミンジを救出できるのか?
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2009年05月03日
ミルク

アメリカで初めて、同性愛者を公表しながら公職に就いた政治家、ハーヴェイ・ミルク。
社会的弱者の人のために戦った彼の功績は、今日のアメリカに大きな影響を与えました。
本作では、1972年に48歳で凶弾に倒れるまでの人生最後の8年間が描かれています。
声高にメッセージを叫ばず、ユーモアと優しさでさりげなく描かれたミルクの半生。
政治がらみなので、観る前は一見とっつきにくい印象。
けれども、シャイで優しいミルクの人物像に、好感と親しみを感じながら観る事ができます。
実在のミルクも、おそらくはこんな感じの人だったのでしょう。
ミルクが掲げた変革に、周囲の人たちが賛同して、一大ムーブメントに発展していくのも納得できます。
私自身も映画を観ているうちに、ミルクに惹かれていきました。
だから、ミルクが殺される最後は、とてもやるせなく悲しい。
でも、ミルクは決して不幸ではなかったはず。
彼は十分にやるべきことを果たしたし、遺志は彼を応援した人々に引き継がれたのだから。
ミルクを悼んでキャンドルを灯した人々が行進するラストは、切ないけれど暖かく希望に包まれています。
今の日本に生きる私たちにも、心に響く映画だと思います。
★「ミルク」公式サイト
・ミルク@映画生活
2009年05月01日
グラン・トリノ

クリント・イーストウッドの主演・監督最新作。
俳優は本作で引退し、監督業に専念するとのこと。まだまだいけそうなのに惜しい…。
「グラン・トリノ」は、俳優人生のフィナーレを飾るのに、最もふさわしい作品となっています。
彼が演じているのは、妻を亡くした一人暮らしの頑固な老人ウォルト。
人に心を許さず、無礼な若者たちにも容赦ない態度を示すので、息子や孫たちも家に寄り付こうとしません。
そんな彼が出会った隣人のアジア系移民の少年タオ。
人生のはじめ方がわからないタオと、人生の締めくくり方に迷うウォルトとの、不思議な関係が始まります。
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2009年04月30日
レッドクリフ PartII 未来への最終決戦

ジョン・ウーによる「三国志」を映画化したスペクタクル歴史劇の完結編。
思った以上に面白かったPart1。この完結編も見応えタップリです!
前作を見ていなくても、わかりやすいし楽しめると思います。
でも、スケールのでかさ、見せ方の巧さもさる事ながら、今回は「愛」「友情」なんて要素もスパイスを利かせています。
なので、Part1を観直しておく方が良いですね。
主人公たちの心理描写がより深く理解できて、より楽しめます。
画面から溢れんばかりの…人、人、人!
矢、矢、矢!!血、血、血!!!火、火、火!!!!
とにかく圧倒的なスケールの大きさです。
ケータリングとかも恐ろしい量だったんでしょうね…。現場とか、ちょびっと覗きたい気分。
久しぶりに映画を見て、「楽しい!」と思いました。
勿論、普段映画を観るときも、とても楽しいし、面白いんです。
でも、楽しさの質が違う。例えるなら、
一念発起して出かけた、ちゃんとテーブルの回る豪華な中華料理店。
丁寧に目の前で切り分けてくれた、北京ダック。
それが本当に舌がとろけそうな美味さ…!お腹も心も大満足!!
って、感じ?!
よくワカラナイ例えですが、そのくらい豪華で面白いって事です!!

・レッドクリフ PartⅡ ―未来への最終決戦―@映画生活
2009年04月29日
2009年04月28日
スラムドッグ$ミリオネア

巨額の賞金が懸かった人気クイズ番組に出場したスラム街出身の少年ジャマール。あと1問を残したところで不正を疑われて警察に拘束されてしまいます。彼は取調べで自分のこれまでの過酷な生い立ちを明かしていきます。
監督は「トレイン・スポッティング」のダニー・ボイル。
初めて観たときの新鮮で衝動的な感覚は、10年以上経った今でも忘れられません。
「トレスポ」以降のダニー・ボイルの映画は正直つまらなかった。
でも、この「スラムドッグ$ミリオネア」は、面白い!
最後まで見飽きることなく進んでいくテンポ良い展開。
不幸と幸福、生と死、光と影が交錯するスリリングな演出。
とても悲惨なエピソードだったりするのに、どこか突き抜けた明るさ。
「トレスポ」を観たときの感覚を思い起こさせ、観終わった後は爽快感が残ります。
今日、主演の男女が、交際しているというニュースを見ました。
なんだか妙に嬉しい気分。良い雰囲気だったんですよね。
現実でも幸せになってほしいなと思ってしまいました。
★「スラムドッグ$ミリオネア」公式サイト
・スラムドッグ$ミリオネア@映画生活
2009年04月12日
フィッシュストーリー

「アヒルと鴨のコインロッカー」に続く、原作・伊坂幸太郎×監督・中村義洋コンビによる映画。
パンクバンド・逆鱗が1975年に録音した曲「FISH STORY」が思わぬ形で世界に希望をもたらしていく様子を描く、壮大な「ほら話」。
斎藤和義によるテーマ曲「FISH STORY」。映画の世界観を作り出して、物語をリードしていった印象。
観終わった後も、頭の中にメロディがグルグル回っている感じ。この曲の良さで、映画の出来が半分決まったのではないかと思えるほど、私は気に入ってしまいました。
バンドのボーカルを演じた高良健吾の歌も良かった。パワフルでどこか繊細さもある歌声。
高良健吾は次回作「ソラニン」でも歌声を披露するらしいので、今から楽しみです。
★「フィッシュストーリー」公式サイト
2009年04月11日
フロスト×ニクソン

ウォーターゲート事件によって政界から引退したニクソン元大統領。
テレビ番組の人気司会者フロストはジャーナリストとして名を上げるため、沈黙を守るニクソンにインタビューする番組を企画。
実際に米国で放送された、伝説的なインタビューTV番組を映画化しています。
政治や歴史に今ひとつ疎い私がついていけるのだろうか?
不安に思いつつ観ましたが、大変面白かったです!
映画ではインタビューから歴史の真相や政治の裏側をわかりやすく、スリリングに見せていきます。
しかし本当の見せ場は、二人の男の対決。
過去に挫折した全米進出を果たそうとするフロスト。
名誉回復、そして政界復帰のチャンスに番組を利用しようとするニクソン。
全てを賭けた男達のトークバトルと共に、彼らの実像にも深く迫っていく、熱い人間ドラマに仕上がっています!
★「フロスト×ニクソン」公式サイト
・フロスト×ニクソン@映画生活
2009年04月03日
リリィ、はちみつ色の秘密

幼い頃に自分の過ちから母を亡くし、心の傷と悲しみに孤独に耐えてきた14歳の少女リリィ。
自分は母に本当に愛されていたのか、常に疑問を抱えていました。
家を飛び出し、向かった母の生まれ故郷で出会う養蜂場を営む三姉妹との生活から、やがてリリィは様々な愛のかたちを学び、大人へと成長していきます。
ダコタ・ファニングが、自身と同じ年代の多感な少女リリィを本当に巧く演じていました。
天才子役として一世を風靡した彼女。イメージ的に難しい時期だと思うのですが、とても自然で可愛らしい。
変につまづかず、大人の女優へとシフトしてほしい…オバちゃん目線だな。
製作総指揮はウィル・スミスとジェイダ・ピンケット・スミス夫妻。
大作映画出演の傍ら、地味ながらも暖かみのある作品を手がける辺りに改めて感心。素敵な夫婦ですね。
★「リリイ、はちみつ色の秘密」公式サイト
・リリィ、はちみつ色の秘密@映画生活
2009年03月21日
愛のむきだし

06年の「紀子の食卓」が海外で高く評価された園子温(その・しおん)。
最新作は、上映時間237分の超大作!
園監督自身の体験や取材した実話を基に描いています。
園子温の映画をはじめて観ました。
なんとなく観るのが怖くて、今まで避けていたのです。
でも、満島ひかりが中指を立てているチラシが興味をムクムク沸き立たせ、遂に私を劇場まで誘ったのでした。
237分の上映時間は全く苦ではなく、最後まで予想のつかない展開にドキドキさせられました。
主要キャストの若い3人。西島隆弘、満島ひかり、安藤サクラが素晴らしい!
役に向き合い、そのものになろうとしているような演技に心を打たれました。
このような姿を見ると、俳優とは素晴らしい仕事だと思わずにいられない。
盗撮や新興宗教のようなモチーフから一見、猥雑な作品にも捉えられるかとも思います。
けれども主人公たちが、“むきだし”の感情をぶつけ合いながら、形は違えども各々の「愛」を求める姿は、観る側の心をも“むきだし”にして、何かを強く訴えかけるのです。
それは、人によっては嫌悪感かも知れません。私にとっては…何だろう、一言で片付けるのならば共感、のようなものでしょうか。
映画を観てから少し経ちますが、未だ心の中にざわざわと波風が立っている感じ。
色々な意味で忘れられない映画になりそうな予感がします。

・愛のむきだし@映画生活




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